心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花 源氏物語帚木三帖 夕顔 紫式部
 ここに出てくる「夕顔」はウリ科で実からかんぴょうを取る植物。栃木県の名産。
 「笑っちゃう」話だが、我が家では親の代から夕顔は朝顔の仲間で夕方から白い花をつける物のことを指していた。今でもそうであり、今、毎夕咲いている。正しくは夜顔というらしい。ヒルガオ科サツマイモ属なんだとか。

 川柳研究誌7月号題詠欄課題「じわじわ」に載った句。
しまい湯でじわじわ今日のネジ緩め
 じわじわとはユニークな課題だが特選句は下記だった。
沈みゆく国に恐怖の温暖化  増田幸一
 ほかにも温暖化を詠んだ句があったが、侵略、戦争がらみの句が多かった。